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ヴェラ・マイルズ(1929-)
Miles, Vera

#18「毒のある花」
 犯人ビベカ・スコット役

ミス・アメリカ第3位から、1952年に映画界入り。
ヒッチコックやジョン・フォード作品に多く出演。
『めまい』でキム・ノヴァクが演じた役は当初、彼女にオファーされたが、妊娠中だったために 断念。

映画出演作は、
『捜索者』(1956 ハリウッド100周年記念アメリカ映画西部劇部門ベスト1作品)、
『間違えられた男』(1956)
『連邦警察』(1959)
『サイコ』(1960)
『裏街』(1961 『裏街』4度目の映画化)
『リバティ・バランスを射った男』(1962)
『ヘル ファイター』(1968)など多数。
1970年代からは主な活動の場をテレビに。






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レイ・ミランド(1905-86)
Milland, Ray

#4「指輪の爪あと」
 被害者の夫アーサー・ケニカット役
#11「悪の温室」
 犯人ジャービス・グッドウィン役

『失われた週末』(1945)でアル中から立ち直る作家を演じ、第18回アカデミー主演男優賞を受賞。

映画出演は多数。
『ボージェスト』(1939 『ボージェスト』2度目の映画化)、
『恐怖省』(1944)
『大時計』(1947)
『午後の喇叭』(1952)
『ダイヤルMを廻せ!』(1954)
『X線の眼を持つ男』(1963)
『ある愛の歌』(1970)
『ラスト・タイクーン』(1976)
『スカイエース』(1976)
『続 ある愛の歌』(1978)など。

#4「指輪の爪あと」では禿げ上がっているが、それより後に製作された #11「悪の温室」では髪の毛が…。 カツラ?だろう。






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リカルド・モンタルバン(1920-)
Montalban, Ricardo

#35「闘牛士の栄光」
 犯人ルイス・モントーヤ役

メキシコの伝説的闘牛士を演じたR・モンタルバンは、実際にメキシコに生まれている。
アメリカ人将校と日本人女性の恋を扱った『サヨナラ』(1957 マーロン・ブランド主演)では、なんと、日本人の歌舞伎役者(しかも女形)"中村"に扮している。

その他の映画出演作には
『戦場』(1949)
『水着の女王』(1949)
『ミズーリ横断』(1951)
『血と怒りの河』(1968)
『デザーター』(1971)
『スター・トレック2 カーンの逆襲』(1982)
『キャノン・ボール2』(1983)
『裸の銃を持つ男』(1988)などがある。






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レスリー・ニールセン(1926-)
Nielsen, Leslie

#7「もう一つの鍵」
 犯人の恋人ピーター役
#34「仮面の男」
 被害者"ジェロニモ"役

今や「『裸の銃を持つ男』のドレビン警部」と言った方が通りが良さそうなL・ニールセンは、 カナダの出身。兄弟にはカナダの元副首相も。
子役からスタートした。

『禁断の惑星』(1956)
『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)
『ビバ・ニーベル!』(1977)
『シティ・オン・ファイア』(1979)
『フライング・ハイ』(1980)
『クリープ・ショー』(1982)
『ナッツ』(1987)など
テレビ、映画に多数出演している。






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レナード・ニモイ(1931-2015)
#15「溶ける糸」
 犯人バリー・メイフィールド役

クセのある顔立ちは、テレビ・シリーズ「宇宙大作戦」や その映画版『スター・トレック』シリーズのMr.スポックでお馴染み。
当初
マーチン・ランドーにオファーされたスポック役だったが、 ランドーが断ったため、ニモイに回ってきたらしい。また「スパイ大作戦」には、 降板したランドーの役どころを引き継いで出演。

その他、
『SF/ボディ・スナッチャー』(1978)などに出演。
監督作には
『スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ!』(1984)
『スター・トレック4 故郷への長い道』(1986)
『スリーメン&ベイビー』(1987)など。






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パトリック・オニール(1927-1994)
O'Neal, Patoric

#9「パイルD-3の壁」
 犯人エリオット・マーカム役
#43「秒読みの殺人」
 犯人の上司フラナガン役

映画出演作として
『フォルウォスの黒楯』(1954)
『孤独な関係』(1960)
『枢機卿』(1962)
『アルバレス・ケリー』(1966)
『大反撃』(1969 ピーター・フォーク出演)
『追憶』(1973)
『ニューヨーク・ストーリーズ』(1989)
『殺人調書 Q&A』(1990)
『フォー・ザ・ボーイズ』(1991)
『沈黙の戦艦』(1992)など。






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ドナルド・プレザンス(1919-1995)
Pleasance, Donald

#19「別れのワイン」
 犯人エイドリアン・カッシーニ役

『大脱走』(1963)で捕虜の一人を演じたD・プレザンス、実際に大戦中は捕虜だったとか。

『1984』(1956)
『息子と恋人』(1960)
『偉大な生涯の物語』(1965)
『ソルジャー・ブルー』(1970)
『THX1138』(1971)
『ラスト・タイクーン』(1976)
『鷲は舞いおりた』(1977 ヒムラー役!)
『ハロウィーン』シリーズ(1978−1989)
『バンパイア・イン・ベニス』(1986)
『ラスト・プラトーン』(1988)などに出演。






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ビンセント・プライス(1911-1993)
Price, Vincent

#18「毒のある花」
 犯人の商売敵デビッド・ラング役

V・プライスというと、恐怖映画俳優というイメージが強いが、芸術にも造詣が深く、 ビンセント・プライス・ギャラリーなるものも存在するらしい(関連ページのリンクより)。
映画デビューは1938年。

画像付きのフィルモグラフィは下記のファン・ページで見られるので、ここでは思いつくものだけ。
『ローラ殺人事件』(1944)
『蠅男の恐怖』(1958)
『アッシャー家の惨劇』(1960)
『恐怖の振り子』(1961)など。

●ファン・ページ
A VINCENT PRICE TRIBUTE
●関連ページ
  A VINCENT PRICE LEGACY






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クライブ・レビル(1930-)
Revill, Clive

#45「策謀の結末」
 犯人ジョー・デブリン役

映画出演は
『ならず者部隊』(1956)
『世界殺人公社』(1969)
『ラムの大踊り』(1971)
『ドラグラ』(1974)
『星の王子様』(1974)
『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』(1980 皇帝の声)など。






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ジーナ・ローランズ(1934-)
Rowlands, Gena

#30「ビデオテープの証言」
 犯人の妻エリザベス役

ジョン・カサベテス夫人だったことでも有名な G・ローランズは、カサベテス監督の『オープニング・ナイト』で1978年度ベルリン国際映画祭主演女優賞を、 『こわれゆく女』(1975)ではゴールデン・グローブ賞を獲得している。
アカデミー賞には『こわれゆく女』『グロリア』(1980)でノミネートされている。

コロンボ役のP・フォークとは、『こわれゆく女』、『ブリンクス』(1978)でも共演。

その他の出演作は
『フェイシズ』(1968)
『明日よさらば』(1969)
『パニック・イン・スタジアム』(1976)
『テンペスト』(1982)
『私の中のもうひとりの私』(1989)
『ナイト・オン・ザ・プラネット』(1991)など。






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ウィリアム・シャトナー(1931-)
Shatner, William

#38「ルーサン警部の犯罪」
 犯人ウォード・ファウラー(キプリング)役
#63「4時02分の銃声」
 犯人フィールディング・チェイス役

「P・フォーク=コロンボ」、「L・ニモイ=スポック」と同様、カーク船長とイコールで結ばれる人。
NTV系「世界まる見え テレビ特捜部」をご覧の方には、「レスキュー911」の ホストとしてもお馴染みだろう(?)。

その他の出演作には
『カラマーゾフの兄弟』(1958)
『ニュールンベルグ裁判』(1961)
『暴行』(1964)、 『魔鬼雨』(1975)
『巨大クモ軍団の襲撃』(1977 日本劇場未公開)、
『面会時間』(1981 リー・グラント主演)など。

『スター・トレック5 新たなる未知へ』(1988)では監督も。






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マーチン・シーン(1940-)
Sheen, Martin

#18「毒のある花」
 犯人の元愛人カール・レッシング役

息子はエミリオ・エステベス、チャーリー・シーン。親子共演作も何本かある。

『地獄の黙示録』(1979)での壮絶な撮影現場は、 『ハート・オブ・ダークネス』(1991)で見られる。

『キャッチ22』(1971)
『カサンドラ・クロス』(1976)
『地獄の黙示録』(1979)
『ファイナル・カウントダウン』(1980)
『ガンジー』(1982)
『愛の七日間』(1983)
『ウォール街』(1987 親子共演)、
『ミリタリー・ブルース』(1990 監督・出演。チャーリー・シーン主演 日本劇場未公開)、
『あなたが聞こえない』(1993)
『キリング・ボックス』(1993 日本劇場未公開)
など出演作多数。テレビ出演作も多い。






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ミッキー・スピレーン(1918-2006)
Spillane, Mickey

「第三の終章」
 被害者の作家・アラン・マロリー役

ニューヨーク生まれ。
探偵マイク・ハマーを主人公にした処女作『裁くのは俺だ』(1947)がベストセラーとなり、 以降シリーズ化、世界中で翻訳されている。
コロンボの他に、劇場映画『恐怖のサーカス』(1955)にも出演している。
2006年7月17日他界。






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ディーン・ストックウェル(1936-)
Stockwell, Dean

#12「アリバイのダイヤル」
 被害者エリック・ワグナー役
#29「歌声の消えた海」
 被疑者ロイド役

9歳でスクリーン・デビューを果たしたディーン・ストックウェルは、最近では「タイムマシーンにお願い」 (Quantum Leap)でも見られる(アル役)。

『紳士協定』(1947)
The Romance of Rosy Ridge(1947 ジャネット・リーのデビュー作)、
『息子と恋人』(1960)
『ラストムービー』(1971)
『砂の惑星〜DUNE』(1984)
『ブルーベルベット』(1986)
『ビバリーヒルズ・コップ2』(1987)
『バックトラック』(1989)
『逃げる天使』(1994)など。






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トリッシュ・ヴァン・デバー(1945-)
Van Devere, Trish

#43「秒読みの殺人」
 犯人ケイ・フリーストン役

映画出演作として、
『ラスト・ラン 殺しの一匹狼』(1971)
『イルカの日』(1973)
『ブルックリン物語』(1978)
『チェンジリング』(1979)
『メッセンジャー・オブ・デス』(1988)など。

ジョージ・C・スコットと結婚していたことがあるらしい。上記の映画作品も最後の一本を除いて 全てG・C・スコットとの共演作である。






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ディック・ヴァン・ダイク(1925-)
Van Dyke, Dick

#27「逆転の構図」
 犯人ポール・ガレスコ役

空軍勤務中、空軍のラジオ番組のアナウンサーとして採用されたのが 芸能生活を始めるキッカケになったという代わり種。
コメディ俳優としてデビューし、 The Dick Van Dyke Show (1961)という、 名前を冠した番組も持っていた。

映画出演作には、
『バイ・バイ・バーディ』(1963)
『メリー・ポピンズ』(1964)
『恋するパリジェンヌ』(1965)
『チキ・チキ・バン・バン』(1968)
『ディック・トレイシー』(1990)など。






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ジョイス・ヴァン・パタン(1934-)
Van Patten, Joyce

#27「逆転の構図」
 救済食堂のシスター役
#39「黄金のバックル」
 犯人ルース・リットン役

映画出演作に
『太ももに蝶』(1968)
『メイム』(1974)
『がんばれ!ベアーズ』(1976)
『セント・エルモス・ファイア』(1985)
『ブラインド・デート』(1987)など。






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ロバート・ボーン(1932-)
Vaughn, Robert

#29「歌声の消えた海」
 犯人ヘイデン・ダンジガー役
#37「さらば提督」
 チャーリー・クレイ役

日本ではテレビ・シリーズ「0011/ナポレオン・ソロ」でお馴染み。

映画出演作には
『十戒』(1956)
『荒野の七人』(1960)
『ブリット』(1968)
『レマゲン鉄橋』(1969)
『ジュリアス・シーザー』(1970)
『タワーリング・インフェルノ』(1974)
『宇宙の七人』(1980 役どころが『荒野の七人』と似ている)
『スーパーマンV 電子の要塞』(1983)
『デルタ・フォース』(1986)
『デス・リバー/失われた帝国』(1989)など。






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オスカー・ウェルナー(1922-84)
Werner, Oskar

#30「ビデオテープの証言」
 犯人ハロルド・ヴァン・ウィック役

Werner は、どう発音・表記するべきなのだろう?
オーストリア生まれであることを考えると、ドイツ語的に"ベルナー"とか"ヴェルナー(ル)"とかが 適当に思えるのだが、とりあえずここでは英語式にしておいた。

『突然炎のごとく』(1961)
『華氏451』(1966)などのトリフォー作品に主演するほか、
『間奏曲』(1957)
『さすらいの航海』(1976)などに出演している。






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ニコール・ウィリアムソン(1938-)
Williamson, Nicol

#44「攻撃命令」
 犯人エリック・メースン役

『ロビンとマリアン』(1976)
『グッバイガール』(1977)
『エクスカリバー』(1981)
『オズ』(1985)
『ブラック・ウィドー』(1986)
『エクソシスト3』(1990)などに出演。