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エディ・アルバート(1908-2005)
Albert, Eddie

#5「ホリスター将軍のコレクション」
 犯人ホリスター将軍役

代表作は『ローマの休日』(1953)。
アン王女(ヘップバーン)を隠し撮りするカメラマン役。
『史上最大の作戦』(1962)では、上陸作戦で戦死を遂げるアメリカ軍の ニュートン大佐を。 2005年5月、肺炎により他界。






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ドン・アメチー(1908-1993)
Ameche, Don

#6「二枚のドガの絵」
 弁護士フランク・シンプソン役

遺言にまつわる犯行だけに、弁護士はストーリー上必須の存在。うまく犯人に利用されてしまう。

30〜40年代には主役級のスターとして活躍。50年代からテレビにも。
『天国は待ってくれる』(1943)
『大逆転』(1983)
『ハリーとヘンダスン一家』(1987)など。

『コクーン』(1985)ではアカデミー助演男優賞を獲得。






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リチャード・アンダーソン(1926-)
Aanderson, Richard

#7「もう一つの鍵」
 犯人の実兄にして被害者、広告代理店社長ブライス役

日本ではテレビ・シリーズ『600万ドルの男』や その姉妹作『バイオニック・ジェミー』のゴールドマン局長としてお馴染み。

『トラ!トラ!トラ!』(1970)や、 大物俳優が本人役で登場する『ザ・プレイヤー』(1992)にも。






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ダイアン・ベーカー(1938-)
Baker, Diane

#37「さらば提督」
 "提督"の娘ジョアナ役

『アンネの日記』(1959)でアンネの姉マルゴット、 『マーニー 赤い恐怖』(1964)。
最近では『羊たちの沈黙』(1991)のルース・マーチン上院議員役、
『ザ・インターネット』(1995)にも。






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ジーン・バリー(1921 or 1919?-)
Barry, Gene

#1「殺人処方箋」
 犯人ドクター・フレミング役

1919 テレビシリーズ「バークにまかせろ」の主演は有名。
(1964年、同番組でゴールデングローブ最優秀男優賞を受賞)

日本ではその出演映画はごく一部しか公開されていないようだ。
『宇宙戦争』『四人姉妹』(1953)
『一攫千金を夢みる男』(1955)
『地獄の翼』(1956)
『ガイアナ人民寺院の悲劇』(1980 日本未上映)
『スザンヌ』(1982 日本未上映)
以下、テレビムービー
「イスタンブール特急」(1968)
「遺産相続人」(1970)
「新・弁護士ペリー・メイスン/追憶の影」 (1987)
など 

●ファン・ページ
Gene Barry Home Page






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リチャード・ベースハート(1914-1984)
Basehart, Richard

#13「ロンドンの傘」
 犯人ニコラス・フレイム役

『白鯨』(1956)では狂言回しのイシュメールを、
リメイク版『ドクター・モローの島』(1977)にも。 しかしフェリーニの『道』(1954)での"キ印"役が有名。

実生活でも女優と結婚している。






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アン・バクスター(1923-1985)
Baxter, Anne

#14「偶像のレクイエム」
 犯人ノーラ・チャンドラー役

東京の帝国ホテルを設計、サイモン&ガーファンクルに歌も捧げられた、かの有名な建築家フランク・ロイド・ライトの孫娘でもあるアン・バクスターは、 タイロン・パワー主演『剃刀の刃』(1946)で、アカデミー助演女優賞を受賞。

『イヴの総て』(1950)では、なりふり構わず、人を陥れてまでして 大女優になろうとするイヴを演じている。






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セオドア・バイケル(1924-)
Bikel, Theodore

#40「殺しの序曲」
 犯人オリバー・ブラント役

『アフリカの女王』(1951)
『眼下の敵』(1957)。
『マイ・フェア・レディ』(1964)ではウィルフリッド・ハイド=ホワイトと共演。
最近では『仮面の情事』(1991)など。






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オナー・ブラックマン(1926-)
Blackman, Honor

#13「ロンドンの傘」
 犯人リリアン・スタンホープ役

『007/ゴールドフィンガー』(1964)や、エドワード・ドミトリク監督の イギリス製西部劇『シャラコ』(1968)など。






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ジョニー・キャッシュ(1932-2003)
Cash, Johnny

#24「白鳥の歌」
 犯人トミー・ブラウン役

カントリー歌手を演じたジョニー・キャッシュは、本業も歌手。
映画出演は A Gunfight(1971)
『テネシー・ナイツ』(1989)
など。

「白鳥の歌」で歌っているのは、I saw the lightという曲で、CDでも出ている。
詳しくは別コーナー「Prescription: COLUMBO」参照

●ファン・ページ
Johnny Cash





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ジョン・カサベテス(1929-1989)
Cassavetes, John

#10「黒のエチュード」
 犯人アレックス・ベネディクト役

インディペンデント・ムービーの監督でもあるカサベテスは、今もカルト的人気を維持している。
リュック・ベッソン監督の『レオン』(1994)は、ストーリーといい、タイトルの付け方といい、カサベテスの『グロリア』(1980)の翻案にも思える。

『こわれゆく女』(1975)では、主演に妻ジーナ・ローランズ、その夫役にピーター・フォークを起用している。

カサベテスと、監督ニコラス・コラサントが同一人物ではないかという説については、 別コーナー「二つの顔」を参照。

●ファン・ページ
John Cassavetes






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ジャック・キャシディ(1927-1976)
Cassidy, Jack

#3「構想の死角」
 犯人ケン・フランクリン役
#22「第三の終章」
 犯人ライリー・グリーンリーフ役
#36「魔術師の幻想」
 犯人サンティーニ(ミュラー)役

犯人役で3回も登場したのはジャック・キャシディとロバート・カルプの2人。
まだ生きていれば、パトリック・マッグーハンやウィリアム・シャトナーのように、 きっと新シリーズにも出演してくれたことだろう。

『刑事コロンボの秘密』(風雅書房刊)には、自動車事故で死亡と書かれているが、 Internet Movie Databeseでは、死因の項が
 Apartment fire. Fell asleep smoking in bed
となっている。いずれにしろ、「魔術師の幻想」が遺作であることには違いない。

出演映画には
『アイガー・サンクション』(1975)などがある。
三人の息子たちも役者。






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キム・キャトラル(1956-)
Cattrall, Kim

#44「攻撃命令」
 ジョアン・ニコルズ役

『マネキン』(1987)のエマ、TVシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」のサマンサ役で日本にも定着。
『ポーキーズ(1981)
『ポリスアカデミー』(1984)
『パレ・ロワイヤル』(1989)
『虚栄のかがり火(1990)
『スタートレックIV 未知の世界』(1991)
『エクセプション 殺意のダイヤモンド』(1996)など。






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スーザン・クラーク(1940-)
Clark, Susan

#7「もう一つの鍵」
 犯人エリザベス・チャドウィック役

兄に抑えつけられていた妹が、その兄の死とともに「はじける」様を熱演。
『刑事マディガン』(1967)
『マンハッタン無宿』(1963)
『ナイトムーブス』(1975)
『ポーキーズ』(1981)など。






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ロバート・コンラッド(1935-)
Conrad, Robert

#26「自縛の紐」
 犯人マイロ・ジャナス役

テレビシリーズ「ハワイアン・アイ」で、 相棒とホノルルに事務所を構える主役の探偵を演じる。

芸歴は圧倒的にテレビが多い。
スクリーンでは
『シークレット・レンズ』(1982)で。






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ゲイリー・コンウェイ(1936-)
Gary, Conway

#19「別れのワイン」
 被害者にして犯人の弟リック・カッシーニ役

「バークにまかせろ」のレギュラーとして、ジーン・バリーと共演。
マーチン・ランドー出演の『スーパー・ガン』(1972)
『いくたびか美しく燃え』(1975)など。
スタローンの『オーバー・ザ・トップ』(1982)にも原案でクレジットされているようだ。






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ジャッキー・クーパー(1922-)
Cooper, Jackie

#20「野望の果て」
 犯人ネルソン・ヘイワード役

子役上がり。
『宝島』(1934 日本ではこの『宝島』は未公開?)の ジムの役もやっているというから、 いかに芸歴が長いかが分かる。
クリストファー・リーブの『スーパーマン』シリーズではペリー・ホワイト役。






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ロバート・カルプ(1930-)
Culp, Robert

#4「指輪の爪あと」
 犯人ブリマー役
#12「アリバイのダイヤル」
 犯人ポール・ハンロン役
#21「意識の下の映像」
 犯人バート・ケプル博士役
#56「殺人講義」
 犯人の父親ジョーダン・ロウ役

見るからにインテリで陰険そうな目つきと、その演技力が犯人役3回という快挙を成しえたのだろうか?

しかしテレビ・シリーズ「アイ・スパイ」では、ビル・コスビーと コメディを演じているという、マルチぶり。
「アイ・スパイ」のロケで日本にも来たらしい。 このシリーズの脚本で、エミー賞にもノミネートされている。
テレビ・シリーズの主演には他に西部劇「トラックダウン」がある。
僕(なぽべん)と同年代の方には「アメリカン・ヒーロー」のビル役が懐かしいところ?

最近の映画では『ペリカン文書』(1993)で大統領を演じている。

●関連ページ.
I Spy






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ヘクター・エリゾンド(1936-)
Elizondo, Hector

#33「ハッサン・サラーの反逆」
 犯人ハッサン・サラー役

歌もギターもプロ並み(プロ?)というヘクター・エリゾンドは、
『ポケット・マネー』(1972 日本ではビデオのみ)
『さらばキューバ』(1979)
『リヴァイアサン』(1989)
『プリティ・ウーマン』(1990)
などに出演。
『病院狂時代』(1982)ではコメディも。

日本でも1シーズンだけ放映されたテレビ・シリーズ「シカゴ・ホープ」では、 ウォッター部長(声:愛川欽也)。

●関連ページ.
Chicago Hope Homepage






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ホセ・ファーラー(1912-1992)
Ferrer, Jose

#23「愛情の計算」
 犯人マーシャル・カイル役

『ケイン号の叛乱』(1954)で、ボガート扮するクィーグ艦長とやり合う弁護士を演じた ホセ・ファーラーは、デビッド・リーン監督の『アラビアのロレンス』(1962)、 キリストの生涯を扱った『偉大な生涯の物語』(1965)、SF大作『アトランチスの謎』(1978)、『砂の惑星〜DUNE』(1984)などに出演。

遺作は『地獄の女囚コマンド』(1991)。原題はHired to Kill。邦題は… (^^;.…だが、ジョージ・ケネディやオリバー・リードなど、共演陣が豪華。

'50〜'60年代には
『青春の旅情』(1961)(『青春物語』の続編)など、監督業にも。






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メル・ファーラー(1917-)
Ferrer, Mel

#14「偶像のレクイエム」
 記者ジェリー役

1949年にデビュー。
『リリー』(1953)
『史上最大の作戦』(1962)
『ブラニガン』(1975)
などに出演。
『アトランチスの謎』(1978)ではホセ・ファーラーと共演している。

『戦争と平和』(1956)で共演したオードリー・ヘップバーンと結婚。ヘップバーン主演の 『緑の館』(1959 早川雪洲も出演!)を監督したり、『暗くなるまで待って』(1967)を プロデュースしたりしているが、1968年に離婚。






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アン・フランシス(1932-)
Francis, Anne

#8「死の方程式」
 社長秘書バレリー・ビショップ役
#15「溶ける糸」
 被害者の看護婦シャロン役

「溶ける糸」出演時は既に中年だが、かの名作『ジェニーの肖像』(1948)では15歳当時の姿も拝めるらしい。

その他出演作に
『暴力教室』(1955)
『禁断の惑星』(1956)
『アガサ・愛の失踪事件』(1979)など。






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ウィル・ギア(1902-1978)
Geer, Will

#15「溶ける糸」
 医師ハイデマン役

『ウィンチェスター銃 '73』(1950)でワイアット・アープ役を。
その他、
『折れた矢』(1950)
『冷血』(1967)
『華麗なる週末』(1969)
『ダラスの熱い日』(1973)
『青い鳥』(1976)など。






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ルース・ゴードン(1896-1985)
Gordon, Ruth

#41「死者のメッセージ」
 犯人アビゲール・ミッチェル役

シリーズ中、最年長の犯人・女流推理作家アビゲールを演じたルース・ゴードンには、 脚本家としてのキャリアも。スペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘップバーン共演のコメディ 『アダム氏とマダム』(1949 共同脚本)など。

女優としては
『北大西洋』(1942)
『サンセット物語』(1966)、
『弾丸特急ジェット・バス』(1976)
『ダーティファイター 燃えよ鉄拳』(1980)
『マイ・ボディガード』(1980)などに出演。

『ローズマリーの赤ちゃん』(1968)でアカデミー助演女優賞を受賞。






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リー・グラント(1927-)
Grant, Lee

#2「死者の身代金」
 犯人レスリー・ウィリアムス役

『探偵物語』(1951)でカンヌ国際映画祭主演女優賞、
『シャンプー』(1975)でアカデミー助演女優賞を受賞。

その他の出演作には
『夜の大捜査線』(1967)
『哀愁の花びら』(1967)
『さすらいの航海』(1976)
『エアポート '77』(1977)
『オーメン2 ダミアン』(1978)
『面会時間』(1981)
『ビッグタウン』(1987)などがある。

テレビ、映画ともに監督業も。






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ジョージ・ハミルトン(1939-)
Hamilton, George

#31「5時30分の目撃者」
 犯人マーク・コリアー役
#57「犯罪警報」
 犯人ウェイド・アンダース役

映画デビューはCrime and Punishment, U.S.A.(1958)。

出演作に
『ボーイハント』(1961)
『ビバ!マリア』(1975)
『いくたびか美しく燃え』(1975)
『ドラキュラ都へ行く』(1979)
『ゾロ』(1981 製作も)、
『ゴッド・ファーザー PartV』(1990)
『ドク・ハリウッド』(1991)など。

テレビシリーズ『ルーツ』(1977)にも。






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ローレンス・ハーベイ(1928-1973)
Harvey, Laurence

#16「断たれた音」
 犯人エメット・クライトン役

ベネチア映画祭金獅子賞受賞作品『ロミオとジュリエット』(1954)で、 ロミオ役を演じたL・ハーベイは、
『年上の女』(1959)
『アラモ』(1960)
『人間の絆』(1964)
『ダーリング』(1966)
『殺しのダンディー』(1968)
などに出演。

『殺しのダンディー』撮影途中、監督のアンソニー・マンが死亡、監督を引き継いだ。






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ウィルフリッド・ハイド=ホワイト(1903-1991)
Hide-White, Wilfrid

#13「ロンドンの傘」
 被害者の執事ターナー役
#37「さらば提督」
 "提督"の顧問弁護士役

俳優歴は長く、出演作は多数あるのだが、初期の作品については日本で公開されたのか不明。
『爆走機関車 北西戦線』(1959 J・リー・トンプソン監督)が、邦題を確認できた最古の作品だが、 ビデオ化はされていないようだ。

その他の出演作品として、
『マイ・フェア・レディ』(1964 ピカリング大佐役)
『アガサクリスティー サファリ殺人事件』(1966)
『野良犬の罠』(1967)
『おもちゃがくれた愛』(1982)など。






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キム・ハンター(1922-)
Hunter, Kim

#6「二枚のドガの絵」
 エドナ・マシューズ役

『欲望という名の電車』(1951)のステラ役で、アカデミー助演女優賞を受賞。
『猿の惑星』シリーズでは特殊メイクを施され、ジラ役を演じる。
最近では
マスター・オブ・ホラー 悪夢の狂宴』(1990 日本ではビデオのみ)など。






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ルイ・ジュールダン(1919-)
Jordan, Louis

#42「美食の報酬」
 犯人ポール・ジェラード役

フランスはマルセイユの生まれ。

『南海の却火』(1951)
『愛の泉』(1954)
『恋の手ほどき』(1958)
『予期せぬ出来事』(1963)
『007/オクトパシー』(1983)
『イやー・オブ・ザ・コメット 失われたワインを追え!』(1992 ビデオのみ)などに出演。






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リチャード・カイリー(1922-1999)
Kiley, Richard

#25「権力の墓穴」
 犯人マーク・ヘルプリン役

出演作には
『拾った女』(1953)
『暴力教室』(1955)
『ミスター・グッドバーを探して』(1977)
最近では
『ジュラシック・パーク』(1993)のツアー・ガイドの声など。
しかしやっぱり『星の王子様』(1974)のパイロット役、あのラストシーンが印象に残る。






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マーチン・ランドー(1931-)
Landau, Martin

#17「二つの顔」
 犯人ノーマン&デクスターのふた役

テレビシリーズ「スパイ大作戦」で、変装の名人ローラン・ハンドを演じているのが 有名。
この役で3回のエミー賞ノミニーとなり、ゴールデングローブ賞を受賞した。
同番組の"シナモン"役バーバラ・ベインと夫婦だったが、1993年に離婚している。

アカデミー賞では、『タッカー』(1988)と『ウッディ・アレンの重罪と軽罪』(1990)で ノミネートされ、『エド・ウッド』(1994)のベラ・ルゴシ役で助演男優賞を受賞。

俳優になる前は、ニューヨーク・タイムズで4年間、マンガを描いていた。

その他の作品に
『北北西に進路を取れ』(1959)
『ネバダ・スミス』(1966)
『スーパー・ガン』(1972)
『メテオ』(1979)
『ジャンク・イン・ザ・ダーク』(1982 ドナルド・プレザンスと共演!)
『ピノキオ』(1996)
『X-ファイル ザ・ムービー』(1998)など






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ジャネット・リー(1927-)
Leigh, Janet

#32「忘れられたスター」
 犯人グレース・ウィラー役

The Romance of Rosy Ridge (1947)でデビュー。
『若草物語』(1949 『若草物語』の3度目の映画化作品)
『フォルウォスの黒楯』(1954 ユニヴァーサル社のシネマスコープ第一回作品)、
『ジェット・パイロット』(1957)
『黒い罠』(1958)
『バイ・バイ・バーディ』(1963)
『動く標的』(1969)
『ザ・フォッグ』(1980 娘ジェイミー・リー・カーチスと共演)など。

アルフレッド・ヒッチコック監督の『サイコ』(1960)で、あの有名なバスルームで 惨殺される役を演じる。
映画の前半で殺されてしまうこの役で、ゴールデングローブ賞を獲得(アカデミー賞はノミネートのみ)。

1951年にトニー・カーチスと結婚、ジェイミー・リーをもうけるが、1963年離婚。






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アイダ・ルピノ(1918-1995)
Lupino, Ida

#8「死の方程式」
 被害者の妻ドリス役
#24「白鳥の歌」
 被害者にして犯人の妻エドナ役

デビュー作は Her First Affaire (1933)。
ボガートが初めて主演した映画『ハイ・シェラ』(1941)でヒロインのマリー役。

その他
『ジュニア・ボナー −華麗なる挑戦−』(1972)
『魔鬼雨』(1975)など(日本未公開作多し)。

監督、脚本、製作を手がけた作品も。






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ロディ・マクドゥール(1928-1998)
Macdowall, Roddy

#8「死の方程式」
 犯人ロジャー役

若い犯人役を演じているロディー・マクドゥールだが、出演時の年齢は43歳。
ロンドン生まれのマクドゥールは子役として活躍。第2次大戦開戦と時を同じくして アメリカへ。『わが谷は緑なりき』(1941)など、生涯で150本以上の映画に出演している。
1998年、癌のためロスで逝去。

その他の出演作には
『マン・ハント』(1941)
『史上最大の作戦』(1962)
『クレオパトラ』(1963)
『猿の惑星』(1968)
『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)
『ヘルハウス』(1973)
『地中海殺人事件』(1983)
『冬の嵐』(1987)
『フライトナイト2』(1988)
『カミーラ あなたといた夏』(1994)など。






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ロス・マーチン(1920-81)
Martin, Ross

#6「二枚のドガの絵」
 犯人デイル・キングストン役

ポーランド生まれのR・マーチンは、イディッシュ、ポーランド語をはじめ、数カ国語を操った。
40代で心臓を患うが俳優業をつづけ、81年、テニスをしていて死亡。

テレビの出演作は多く、
「0088/ワイルド・ウェスト」など。

『グレート・レース』(1965)で、P・フォークと共演。






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パトリック・マッグーハン(1928-)
McGoohan, Patrick

#28「祝砲の挽歌」
 犯人ラムフォード大佐役
#34「仮面の男」
 犯人ネルソン・ブレナー役
#52「完全犯罪の誤算」
 犯人オスカー・フィンチ役
#67「復讐を抱いて眠れ」
 犯人エリック・プリンス役

#34「仮面の男」、#37「さらば提督」、そして新シリーズの監督もしているP・マッグーハンは、まずイギリスのテレビ界でスターになった。
1959年には、イギリステレビ界のベスト・アクターにも選ばれている。子供の頃、アイルランドで育ったため、イギリス英語/アメリカ英語、両方の発音に長けていたのもその要因だ。
その後は「秘密諜報員ジョン・ドレイク」「プリズナーNo.6」といったテレビシリーズにも 出演(後者はマッグーハンの企画による)。

映画では
『地獄特急』(1957)
『大陸横断超特急』(1976)
『ブラス・ターゲット』(1979)
『アルカトラズからの脱出』(1979)
『スキャナーズ』(1980)
『ブレイブ・ハート』(1995)など。