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エドワード・M・エイブロムス
Abroms, Edoward M.
#8「死の方程式」
#16「断たれた音」
フィルム・エディターが本業。
シリーズでは「死者の身代金」などでも
編集を担当(エミー賞編集賞受賞)。
監督としては「死の方程式」が初仕事のようだ。
映画作品では、
『バイオレント・サタデー』(1983)
『ブルーサンダー』(1983)
『チェリー2000』(1988)
『ストリート・ファイター』(1994)などで編集を担当している。
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ハイ・アバーバック
Averback, Hy
#6「二枚のドガの絵」
#15「溶ける糸」
俳優から監督に転業。
『ベニー・グッドマン物語』(1955)などに出演している。
テレビシリーズ監督作に、
「M★A★S★H」
「ナイトライダー」など。
映画監督作に
『空かける強盗団』(1968)など。
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ロバート・バトラー
Butler, Robert
#17「二つの顔」
#22「第三の終章」
テレビシリーズ監督作に
「スター・トレック」(宇宙大作戦)
「レミントン・スティール」など。
映画監督作には、
『テニス靴をはいたコンピューター』(1970)
『大滑走!死のゲーム』(1974)など。
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ニコラス・コラサント
Colasanto, Nicholas
#10「黒のエチュード」
#24「白鳥の歌」
俳優出身。
『ゴングなき戦い』(1972)
『ファミリー・プロット』(1976)
『レイジング・ブル』(1980)などに出演。
コラサントとジョン・カサベテスが同一人物ではないか、という説については、
別コーナー「二つの顔」を参照。
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ジョナサン・デミ
Demme, Jonathan
#42「美食の報酬」
新ニューヨーク派と称され、『羊たちの沈黙』(1991)でアカデミー賞を受賞したデミだが、
1974年に監督デビューというから、「美食の報酬」(1978年初オン・エア)は初期監督作といえる。
映画監督作に、
『スイング・シフト』(1984)
『ストップ・メイキング・センス』(1984)
『愛されちゃってマフィア』(1988)
『サムシング・ワイルド』(1986)
『フィラデルフィア』(1993)など。
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ロバート・ダグラス
Douglas, Robert
#39「黄金のバックル」
俳優としてのフィルモグラフィの方が多い。
出演作に
『砂漠の鼠』(1953)
『美わしき思い出』(1955)など。
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ピーター・フォーク
Falk, Peter
#9 「パイルD−3の壁」
工事現場が舞台のこの作品でかなり苦労したらしい。
『刑事コロンボの秘密』によれば、エキストラを雇うのに私費を投じたとか。
#62「恋におちたコロンボ」では脚本を担当。
P・フォークについては別コーナー
「仮面の男」参照。
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ジェームズ・フローリー
Frawley, James
#41「死者のメッセージ」
#43「秒読みの殺人」
#44「攻撃命令」
#47「狂ったシナリオ」
#48「幻の娼婦」)
#50「殺意のキャンバス」
最近では「シカゴ・ホープ」にもクレジットされていた。
映画監督作品に、
『弾丸特急ジェット・バス』(1976)など。
「キャグニー&レイシー」のテレフィーチャー(?)も監督しているようだ。
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ベン・ギャザラ
Gazzara, Ben
#25「権力の墓穴」
#29「歌声の消えた海」
俳優としての方が圧倒的に有名。
この人もP・フォーク同様、カサベテス作品に
何作か出演している。
映画出演作に、
『或る殺人』(1959)
『レマゲン鉄橋』(1969)
『深海征服』(1973)
『さすらいの航海』(1973)
『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』(1976 J・カサベテス監督)
『オープニング・ナイト』(1978 J・カサベテス監督)
『ロードハウス 孤独の街』(1989)などがある。
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ハーベイ・ハート
Hart, Harvey
#28「祝砲の挽歌」
#31「5時30分の目撃者」
#32「忘れられたスター」
#36「魔術師の幻想」
監督・プロデューサー。
日本で放送されたテレビシリーズでは
「スタートレック(宇宙大作戦)」
「ゲームの達人」(S・シェルダン原作)など。
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リチャード・アーヴィング
Irving, Richard
#1「殺人処方箋」
#2「死者の身代金」
パイロット版2本を監督・プロデュース。
『刑事コロンボの秘密』によれば、当初、ドン・シーゲルが興味を示した「殺人処方箋」だったが
スケジュールの都合からアーヴィングが担当することになったらしい。
『危険な場所で』(1951 アイダ・ルピノ主演)
など、'50年代までは映画出演作もある。
テレビシリーズ監督作には、
「600万ドルの男」
「エア・ウルフ」など。
1990年逝去。
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ジェレミー・ケイガン
Kagan, Jeremy
#12「アリバイのダイヤル」
ミドルネーム「ポール」が挟まることも。
映画監督作に、
『スティング2』(1983)
テレビ監督作に、
「ロズウェル」(1994 日本劇場公開)など。
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アルフ・チェリン
Kjellin, Alf
#23「愛情の計算」
#27「逆転の構図」
スウェーデン出身の俳優・監督・脚本家。
出演作はスウェーデン映画に多い。
テレビシリーズの出演は、
「スパイ大作戦」、
「コンバット」など。
『北極の基地 潜航大作戦』(1968)ではP・マッグーハンと共演している。
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バーナード・L・コワルスキー
Kowarski, Bernard L.
#4「指輪の爪あと」
#26「自縛の紐」
#30「ビデオテープの証言」
#38「ルーサン警部の犯罪」
フィルモグラフィのタイトルから考えるに、恐怖映画を得意分野とした監督らしい。
『ジャワの東』(1968)
『USAブルース』(1969)など。
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ノーマン・ロイド
Lloyd, Norman
#7「もう一つの鍵」
ノーマン・ロイドも俳優としての方が有名。
出演作に、
『南部の人』(1945)
『ライムライト』(1952)
『オードリー・ローズ』(1977)
『それ行けスマート 0086笑いの番号』(1980)
『いまを生きる』(1989)など。
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パトリック・マッグーハン
MacGoohan, Patrick
#34「仮面の男」
#37「さらば提督」
#52「完全犯罪の誤算」
#67「復讐を抱いて眠れ」)
#68「奪われた旋律」
*「ゲスト」の項も参照。
映画監督作の日本公開は未確認。
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レオ・ペン
Penn, Leo
#19「別れのワイン」
#45「策謀の結末」
#46「汚れた超能力」
旧シリーズの傑作、最終話、新作の第1作と、要の作品を監督しているレオ・ペンは、
俳優としての顔も持つ。
『終身犯』(1961)などに出演。
テレビシリーズ「レミントン・スティール」や、『ジャッジメント・イン・ベルリン』(1993)のような社会派映画の監督も。
俳優ショーン・ペンの父。
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テッド・ポスト
Post, Ted
#33「ハッサン・サラーの反逆」
#35「闘牛士の栄光」
「トワイライト・ゾーン」「コンバット」などのテレビシリーズや、
『続・猿の惑星』(1969)
『ダーティハリー2』(1973)
『戦場』(1978 B・ランカスター主演)
『アイアン・シールド』(1991 日本ではビデオのみ)
などを監督。
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リチャード・クワイン
Quine, Richard
#13「ロンドンの傘」
#14「偶像のレクイエム」
#21「意識の下の映像」
1930年代から俳優として映画出演していた。
映画監督作は、
『純金のキャデラック』(1956)
『スージー・ウォンの世界』(1960)
『逢うときはいつも他人』(1960)
『パリで一緒に』(1963)
『女房の殺し方教えます』(1964)
『ホテル』(1967)
『ゼンダ城の虜』(1979)など多数。
1989年他界。
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ボリス・セイガル
Sagal, Boris
#11「悪の温室」
#20「野望の果て」
オムニバス作品「怪奇!真夏の夜の夢」(1969 Night Gallery)に
監督として参加。(スピルバーグも別エピソードの監督として参加している)
映画監督作に
『モスキート爆撃隊』(1969)
『地球最後の男 オメガマン』(1971)など。
また、「ミセス・コロンボ(ケイト・ラブズ・ア・ミステリー)」の監督も手がけた。
1981年、TVミニシリーズ「第三次世界大戦」撮影中、ヘリのローターに巻き込まれ死亡。
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ジャック・スマイト
Smight, Jack
#5「ホリスター将軍のコレクション」
『動く標的』(1966)
『エアポート'75』(1974)
『ミッドウェイ』(1976)
『ザ・ドロッパーズ』(1979)
『ラヴィング・カップル』(1980 日本ではビデオのみ)
『弾丸刑事/ニック&フランク』(1986)など。
テレビシリーズに、
「トライライト・ゾーン」、
「バナチェック」など。
2003年逝去。
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スティーブン・スピルバーグ
Spielberg, Steven
#3「構想の死角」
今や有名監督になったスピルバーグは、ロッド・サーリング脚本のオムニバス作品(TV)
「怪奇!真夏の夜の夢」(1969 Night Gallery)でプロ監督デビュー。
若く“無名”のスピルバーグが、当初スタッフ(特にカメラマン)に相手にされなかったという
「構想の死角」の撮影エピソードは『刑事コロンボの秘密』に詳しい。
この作品と同じ年に監督した『激突!』(1971 アメリカ以外では劇場公開)が、
フランスの幻想映画祭でグランプリを受賞、スピルバーグの名を世界に知らしめた。
『続・激突!カージャック』(1974)
『ジョーズ』(1975)
『未知との遭遇』(1977)
『レイダース/失われたアーク』(1981)
『E.T.』(1982)
『太陽の帝国』(1987)
『ジュラシック・パーク』(1993)
『シンドラーのリスト』(1993)
『プライベート・ライアン』(1998)
『A.I.』(2001)
など。
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ヤノット・シュワルツ
Szwarc, Jeannot
#18「毒のある花」
フランス出身。
「ジーノット・シュワーク」は英語読みの表記。
映画監督作に、
『燃える昆虫軍団』(1975)
『ジョーズ2』(1978)
『ある日どこかで』(1980 必見!)
『スーパーガール』(1984)
『サンタクロース』(1985)など。
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サム・ワナメイカー
Wanamaker, Sam
#40「殺しの序曲」
#49「迷子の兵隊」
俳優としてのキャリアの方が多い。
出演作に
『素晴らしきヒコーキ野郎』(1965)
『さすらいの航海』(1976)
『ナイル殺人事件』(1978)
『プライベート・ベンジャミン』(1980)
『アーノルド・シュワルツェネッガーゴリラ』(1986)
『真実の瞬間』(1991)など。
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