パイロット・トリオです。コスモタイガーの縮尺が、1/130〜160くらいなので、1/144某戦闘機キットの パイロットを複製して使用しました。
ブラックタイガー隊2人はコックピットに、戦闘班員は機銃座に乗せます。一番左のシートには 後部座席用のコンソールを取り付けています。後で思い立って、ここにも無理矢理、 光ファイバーを通しました。
パイロットを乗せて、コンソールを光らせるとこんな感じです(後部座席の方は見えてませんが)。
このコンソールとサイドパネルには、自作デカールで計器類を再現してみたのですが キャノピー接着後、コックピット内に水が入り、殆ど色落ちしてしまいました(TT)
キャノピーをヒートプレスで作成。コックピット用は切り取ったキットのキャノピーを 整形してベースに(左)、機銃座用は、プラ棒とポリパテで作成したベースに(右のボトルキャップに くっついているヤツ)しています。プレスする素材はタミヤの0.4ミリ透明プラ板。 ヒートプレスをする場合、通常伸びのいいアクリル板を使うのですが、削ったり穴を開けたりの加工には プラ材の方が向いています。キズがついたらコンパウンドで磨けますし。
機銃座のキャノピーはマスキングの上、溶きパテで外板部を形成。ピンバイスで 銃身を通す穴を開けました。 銃身は1.1ミリと0.9ミリの真鍮パイプの組み合わせ、キャノピー内に収めるコンソールは WAVEのディティールアップパーツ(センサー)を切り貼りして制作。砲身基部のシャッターは お馴染みの艦船用エッチングパーツの切れっ端(凸モールドになっちゃいますが)。
●その他改造点
・機体腹面につく増槽は、パイロンをカット(翼の方はそのまま接着)
・機首アンテナは、プラ板(基部)、真鍮パイプ、ビニール製マスキングテープ(先端)で制作 →
・機首左右と下部にある「高機動ノズル」は、ナナメにカットした真鍮パイプを挿入
・一部の凸モールドを凹モールドに   ・・・・など

●塗装
パッケージでは機体が水色なんですが、映画本編にあわせてグレーにしています。
ベースにミディアムシーグレーBS381C/637に黒を少量混ぜたものを吹き、 上からMAX塗りっぽく(あくまで“ぽく”)、白で明度を高めたものを吹きました。
オレンジの部分はキャラクターイエロー+キャラクターレッドで塗装後、 これにも白をプラスしたもので、軽いグラデーションをつけています。
肩にある謎の黒い部分(レーダーが入っているとか)は、当初機首の反射除けと同じ ブラック一色にしていたのですが、あまりに目立ってしまうので、エッヂを中心に 軽くミディアムブルーを吹き付けてあります。
スミ入れはブラック+クリアーで極薄く、「目地に汚れが溜まった」という感じに。

●デカール
tamaさん主催の「Yamato Mechanics」に影響されたこともありますが、CTIIは 現用機のニオイがするデザインなので、ところどころそれっぽいマーキングをしてみました。
手元の1/144某戦闘機キットのデカールをスキャン、ほぼそれと同サイズの DANGER、CAUTION、RESCUEの矢印や三角、注意書きを「Illustrator」で描き、 「SUPER CAL」でデカール化しました。
貼り付け後、水性トップコート(光沢)を数回吹いてコーティング、研ぎ出しをしています。
目的は鏡面仕上げではなく、デカールと機体との段差を緩和すること。
「水性トップコートは塗面が柔らかく、研ぎ出しに向かない」
と聞いていましたが、デカールがお釈迦になることの方が怖かったので、あえて 挑んでみました。
研ぎ出しは全くの初めてで、お世辞にも成功したとは言えませんが、表面ツライチという目的は ほぼ達成できたので、満足しています。
最終仕上げはつや消しを吹きましたが、磨き方の問題か、半光沢程度の仕上がりになっています。
キャノピーだけはピカピカにしたかったので、つや消しコートの後で、再度、コンパウンドで 磨きました。