古本屋で、単座型コスモタイガーの設定画が載ったムックを購入。
メカとしての三面図と、動画用(?)のパース付設定画が掲載されているのですが、 機体幅に矛盾が・・・(^^;
噴射ノズルは、三面図通りならキット通り正方形に近い形なのですが、パース付設定画や劇中では 横に幅広くなっています。キットはほぼ三面図通り。
キットのままのスマートな機体がいい感じだったので、ここではキットを尊重しました。
またノズルの電飾を考えているので、発光部は小さい方がいいというのも理由です。 (ノズルが幅広くなると内蔵するダイオードの数に影響が・・・)
もうひとつ気になったのは機首の角度。キットのままだと全体的にペッタンコで、 いまひとつ魅力に欠けるので、3度ほど下向きにします。
微妙な差ですが、結構雰囲気が変わります。
で、ひとまず仮組段階で機首をカット。コックピット、キャノピーの自作もするため、 該当部分は切り取っています。機首下面のパーツ(接合部)を削り、機体後部との段差を 減らしておきます。また車輪収納のふくらみは、設定にあわせて形状変更。
機銃座部分。開口後、9.5ミリのプラパイプで内壁を作り、床を接着。 マットブラックで塗装しておきます。
メインノズルは一旦切り離して、電飾用の遮光板(グレーの筒部分)を追加。 ノズル内の溝を細切りプラ棒で再現しました。『さらば・・・』に ワンカットだけ、このノズルを精密に描いた発進シーンがあります。それを参考に、 ノズルの中にもう一つ四角い枠を作りました。ダイオードの手前には、車用の ディティールアップパーツとして売られていた四角いレンズを挟んでいます。
角度を変えた機首上面パーツを本体に接着後、プラ板にてコックピット(と言ってもただの枠)を組み、 前面のパネルに7つ、後面に2つ、メーターとなる0.3ミリの穴を開けます。そこに光ファイバーを通せば、 光るメーターの完成。本当はもっと数を増やし、コックピットの側面も光らせたかったのですが、スペースの 関係上、断念。遮光効果を高めるため、電飾が入る近辺はマットブラックを塗っておきます。

制作画像は省略しますが、翼は上面をパテで若干厚めにした後、機銃を掘り直しました(完成画像参照)。
『さらば・・・』で確認したところ、機銃の門数は単座と三座でちゃんと描き分けられているようです。 単座が機首片側:4 片翼:5なのに対して、三座では、機首片側:3 片翼:3。 キットには翼下面にも機銃のモールドがありますが、これは埋めます。
コックピットの前面パネルからのびる光ファイバー(7本)は、2本の真鍮パイプでまとめ、 コックピット壁面の裏を通して収めました。
電飾の発光テスト。メインノズル用には3ミリ径の高照度ダイオードを使用。 実際はいい感じのオレンジ色なんですが、殆どの店で「黄色」として売ってます。秋葉原のパーツ店の オヤジさんも、「オレンジだよねぇ」と言ってました。でもこの画像で見ると確かに 黄色いですね。
コックピット内の計器は、グリーンのダイオードを光源にします。 この二つのダイオードを3Vのリチウム電池に並列につなぎました。 グリーンは抵抗を入れると暗すぎるので、規定無視。
電飾用のリード線・光ファイバーを、支柱固定用の穴に通し、機体上面・下面・ノズルを接着。
以降、工作中にこれらを切ってしまったり、変に引っ張ってしまわないよう、 実際に支柱として使う真鍮パイプに通しました。更に仮台として、フィルムケースを使っています。

今まで書いていませんでしたが、機銃座とメインノズルの間にあるインテーク(?)も開口してあります。