キットの艦首についている水平板は、厚みが均等で薄いため、カット。艦橋に近づくにつれ、 厚みを増すようにプラ板とポリパテで作り直し(画像右)
砲塔は回転させることを考えて削ぎ落とし、軸の部分にポリキャップを仕込む。
削ぎ落とした砲塔は、形を整えて複製し、ポリキャップの軸を埋め込み。
砲塔下面にダボ穴を掘って、ポリキャップでもくっつく瞬間接着剤を使用したが、 接着面がポリパテ&レジンなので、強度はさほどでもない。
砲口はピンバイスで開口。
推定1/700サイズはウォーターライン・シリーズと同じ。であれば艦橋も作れるはず、と自分を励まし 着工。まずはキットの艦橋窓部分を切り取り、床を作って内部をそれっぽくデコレーション。 ここだけ先にライトグレイで塗っておく。窓枠が付くと、中はほとんど見えないが ・・・自己満足。
光ファイバーを通して、コンソールのメーターが光るようにしようかとも考えたが、 あまりに面倒。即中止(後にコスモタイガーIIで、この試みをやってます)。
窓枠には、エヴァグリーンのプラ棒を使用。
キットの艦橋は天井が真っ平らだが、設定では現代のジャンボジェットのように、 丸みを帯びているので、ここも修正。 やや幅広に作っておいた窓枠を、おそるおそる指で曲げ、丸みがついたら、瞬接で強引に接着。 艦体色の発色調整が楽に出来るようホワイトサフを使用したため、 艦橋内のマスキングに苦労する。細長く切ったビニール製のマスキングテープを 窓枠の隙間から差し込んで、どうにかこうにか先に塗った色を保護した。
両舷の十字型尾翼は、0.3mmのプラ板で作り直し。
艦首の三角翼は、キットのものをやや薄く削った程度。

艦尾の十字翼(?)も一応0.3mmプラ板で作り直したが、 小さすぎて効果も小さかった・・・(右画像参照→)
●その他改修点
・艦首水平板の根本(両舷)と艦底に、姿勢制御ノズルを追加(右画像参照→)
・艦尾にある3本スリット(4カ所)の位置が設定と違うので、修正
・ミサイル発射口はピンバイスで開口

●塗装
ファーストシリーズ中、3回登場するものの、案の定、出てくる度に塗り分けラインが違う・・・(^^;
作例は第1話を参考にしつつ、キットのパネルラインを尊重しつつ・・・という折衷案。
グレーと黄色の塗り分けラインは、多くのカットでナナメになっているので、そのようにしてみた。

<ベース>
・赤い部分:キャラクターレッド、イエロー、ホワイトを適当に足したものに、軍艦色(1)を加えて やや暗めに。
・黄色い部分:イエロー、ホワイトの混色に、軍艦色(1)を加えてやや暗めに。
・灰色の部分:ホワイトに若干ブラックを足して調色
<ウェザリング>
「地球最後の艦隊」の一隻、ということで、くたびれた感じを出すため、上のベース色に ホワイトを加えたものを吹きつけ、退色表現(グレーの部分はやってません)。画像で見るとそれほど 目立ってない・・・
エナメルのブラックとホワイトから作ったダークグレーを溶剤で薄め、上から下へブラッシング。 「ヤマト」の時にも行った方法だが、今回は縮尺率を考え、かなり汚れが目立つように。
<スミ入れ>
ダークグレーでスミ入れしたらパネルラインがやたらと目立ち、 黄色・赤・白という配色のせいもあり、オモチャ感が高まってしまった。仕方ないので面相筆で かなり薄めた。
最後につや消しクリアのトップコートでコーティング。


セメント森へ戻る / 完成品を見る / コーナートップへ戻る